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吉田 尚生; 大野 卓也; 吉田 涼一朗; 天野 祐希; 阿部 仁
Journal of Nuclear Science and Technology, 57(11), p.1256 - 1264, 2020/11
被引用回数:9 パーセンタイル:70.65(Nuclear Science & Technology)再処理施設における高レベル濃縮廃液の蒸発乾固事故では、ルテニウム(Ru)の挙動が重要視されている。これはRuが四酸化ルテニウム(RuO)等の揮発性化合物を生成し、硝酸(HNO),水(HO)等の共存ガスとともに環境中に放出される可能性があるためである。この事故事象の安全評価に資するため、気体状RuO(RuO(g))の分解・化学形変化挙動を、温度や共存ガスの組成をパラメータとした様々な条件下で実験的に評価した。結果として、RuO(g)は気相条件によって多様な挙動を示した。乾燥空気や水蒸気を用いた実験ではRuO(g)の分解が観察された。一方、HNOを含む混合ガスを用いた実験では、RuO(g)の分解はほとんど観測されず、化学形を保持した。
安倍 弘; 西塚 雄介*; 佐野 雄一; 内田 直樹; 飯嶋 静香
QST-M-2; QST Takasaki Annual Report 2015, P. 90, 2017/03
東京電力福島第一原子力発電所に貯槽されている使用済み燃料は、海水注入により、海水環境に曝されている。このため、当該燃料を再処理する場合には、海水成分が工程に同伴することが予想され、その影響について調査する必要がある。我々は、高放射性廃液貯槽材料に対する線照射環境における腐食評価を実施し、海水が腐食に大きな影響を及ぼさないことを明らかにした。
館盛 勝一; 中村 治人
Journal of Nuclear Science and Technology, 16(5), p.363 - 370, 1979/00
被引用回数:5再処理高レベル廃液の群分離の際に、ミキサーセトラによる連続向流抽出を行った場合の有機溶媒による吸収線量を計算により推定した。線、線による線量は、廃液のもとの燃料の原子炉から取り出し後の冷却日数により、それぞれ、150日で10、1年で5.0、10年で0.42Wh・l、となった。全線量の70~90%は線吸収によるものである。求めた吸収線量を、再処理の際に溶媒が受ける線量と比較し検討を加えた。また、これらの線量が実際に、ストロンチウム、希土類元素および超プルトニウム元素の抽出に及ぼす影響を検討した結果、問題にならない量である事がわかった。
中村 治人; 山口 五十夫; 久保田 益充
Journal of Nuclear Science and Technology, 15(10), p.760 - 764, 1978/10
被引用回数:19白金属元素を含む再処理高レベル廃液はギ酸により能率よく脱硝することができ、過剰のギ酸を加えた場合でも中性溶液となった。白金属元素、とくにロジウムはギ酸を分解できることがわかった、そして高レベル廃液中にあるギ酸の分解には特に効果的であった。高レベル廃液が白金属を含まない場合には、反応当量のギ酸を加えても、ギ酸か硝酸が残り酸性の溶液となった。白金属元素を含まない高レベル廃液中に残ったギ酸は、210RのCo線の照射によりほとんど完全に分解された。